甘い生活
甘い生活。といっても男と女のナニではない。伝説の編集者にして遅れてきた大物作家、島地勝彦のエッセイ集である。私はいたって、酒と時代と刻字のような文章に弱いのである。開高健しかりアンドレ・ブルトンしかりである。この本も私を淫するものがある。見開き一面に広げられる人生のエッセンス。最近の私は休日は運動と決めているが、今日は、活字の大海に溺れようと思う。
しかし、溺れる生活は賢い人生でもかっこいい人生でもないな。「人生は冥土までの暇つぶしや。だからこそ上等の暇つぶしをせなあかん。」冒頭に出てくる今大僧正の言である。
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